尖閣問題と国内メディア(3)−中国国内のデモの真実

尖閣問題。中国国内のデモについて通信社(時事通信)は次のように配信している。が、他の国内メディア(地上波テレビ、大新聞)はうわべだけを報じた。特にNHKの報道には情報操作の意図が窺えた。中国国内のHPへの書き込みまで引用し、中国国内の反日デモは、10月16日東京で行われた中国の尖閣侵略に抗議する約3,000人のデモに対抗するものであり、日本が原因をつくったかのように誘導する意図の窺えるものであった。中国のIW(information warfare/情報戦争)の片棒を担ぐのか?NHK!

反日デモ、実は官製=政府系学生会が組織―香港紙

時事通信 10月17日(日)14時50分配信

 【香港時事】17日付の香港各紙は16日に中国各地で起きた尖閣諸島問題をめぐる反日デモについて、各大学の政府系学生会が組織したものだったと伝えた。中国政府は「一部の大衆が日本側の誤った言動に義憤を表明した」(外務省スポークスマン)と説明しているが、実際には官製デモだったことになる。
 中国系香港紙・文匯報によると、四川省成都市のデモ参加者たちは「各大学の学生会が1カ月前から準備を開始した」「校内で日本製品ボイコットの署名活動も行った」と話した。
 また、リンゴ日報も「デモに参加したある大学生がインターネット上で、デモは学生会が組織したことを明らかにした」と報じた。
 中国の大学学生会はすべて政府や共産党の指導下にあり、自主的な政治活動は一切認められていない。